2006年12月24日、新山口駅で購入した「ちぐまや弁当」。

    

テレビ山口で放映している情報バラエティー番組「週末ちぐまや家族」にちなんで2005年に誕生した駅弁。もともとは出演者の3姉妹のうち長女「おっきー」が山口の地産地消に基づく駅弁開発に関わり、できたお弁当とのことです。監修は山口県立大学栄養学科の安藤研究室とか。つまり、テレビ局と大学、駅弁業者とのコラボ駅弁。掛け紙も長女が描いたそうです。駅弁開発について詳しくは上の番組公式サイトをご覧下さい。

            

内容はひとことで言うと614カロリーのヘルシーな野菜駅弁。経木の2段重ねです。じゃこ飯をメインにピーマン、南瓜、蓮根の酢の物、小松菜、しめじ、えのき、星形にんじん、キャベツ、絹さや、青じそ、ブロッコリー、トマト、栗、梅肉、セロリと、ビタミンが豊富。タンパク質は玉子焼き、鶏肉煮、鯨。季節によって中身も変わるとか。800円という値段も嬉しいですね。なお、この駅弁は家に持ち帰って家族へのお土産としました。

   


次に雰囲気を変えて、下は2006年12月24日に新山口駅で購入した「幕の内 希望弁当」。

   

こちらは明治維新で活躍した「長州ファイブ」を掛け紙にあしらった幕の内弁当。こちらはテレビ番組ではなく、2007年2月10日から全国公開される映画に関連した駅弁だと思います。新下関駅弁にも「長州ファイブ」があります。

           

「長州ファイブ」とは江戸時代の幕末、長州藩が藩士をロンドン大学ユニバーシティーカレッジに派遣した「長州五傑」のことで、伊藤博文、井上馨、井上勝、遠藤謹助、山尾庸三の5人の総称です。帰国後、伊藤博文は初代首相、井上馨は初代外相、井上勝は鉄道長官、遠藤は大阪造幣局長、山尾は工部大学(現東京大学工学部)創始者となるなど、近代日本の礎となったことはよく知られているところです。

   

関門海峡を思わせるふぐの開き、うにの和え物。さらに豆腐寄せ団子、牛肉大和煮、、枝豆しんじょう、照り焼きチキン、蓮根、竹の子、ニンジンの煮物、昆布巻き、玉子焼きと、800円の幕の内でありながらワンランク上をいく豪華な内容ですばらしい駅弁でした。

「ちぐまや弁当」も「幕の内 希望弁当」も、メディアの力だけに頼らないしっかりした内容と良心的な値段で新山口駅を代表とする実力のある駅弁になっていくだろうと確信しました。


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