岡山〜天浜線珍道中〜その4〜

2010年1月3日から4日にかけて、青春18きっぷや私鉄を利用する旅をしました。1月4日、名古屋からは名鉄の快速特急にμシートを行使して豊橋に到着。その駅弁売店で前日には見かけなかった駅弁に気づきました。

       

左上は近鉄名古屋駅改札内の駅弁売り場です。近鉄レストランが2009年3月に撤退して以来、松浦商店や名古屋だるまの駅弁が置かれるようになりました。右上は名鉄名古屋駅から乗車した名鉄パノラマカー。画像は豊橋駅にて。そして下は2010年1月4日、豊橋駅で購入した「壺屋浪漫」800円。

      

内容的には「佐久間レールパークおべんとう(秋)」と同じです。画像にはありませんが、掛け紙右下にはロット番号の記載がされています。実はJR東海営業課が企画し、2009年12月21日より新発売されたお弁当なのだそうです。沖ブリ、エビフライ、とろろ磯辺揚げしそ団子、ささみ梅立田揚げ、豆腐揚げ、キノコ煮、さつまいもレモン煮、はんぺん、はじかみなどが入っています。

      

掛け紙に描かれている駅弁立売風景は昭和35(1960)年の様子だそうです。東海道新幹線が開業する前までは特急列車でも窓を開けて駅弁を買い求めることができたそうです。この掛け紙に転載された古い掛け紙は例えばこちらとかこちらなどです。また、調製元である壺屋さんの公式サイトが2009年6月頃から開設されたようです。

      

ここで上の掛け紙にはない戦後少し古いタイプの掛け紙を見てみましょう。左下は1970年代中頃6月4日。豊橋名物のちくわなどが入った幕の内タイプの駅弁です。右下は1972年8月9日のものです。

 

下の画像には右下にロット番号の記載が見えています。創業明治22(1889)年以来、1日も休まずに「稲荷寿し」を作ってきたということです。そんな120年以上にも及ぶ壺屋のロマンをこの駅弁は感じさせてくれます。

     


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