2004年12月11日から発売された小浜駅の復活駅弁です。
駅弁名は「御食国(みけつくに)濱のかあちゃんのまごころ焼き鯖(さば)そぼろ寿司(ずし)弁当」。これはリバイバル列車の名を冠した単発的な記念弁当などの特別な場合を除けば、私の知る限りおそらく現在ある日本一長い駅弁名なのではないかと思われます。
その昔、一塩された小浜の鯖は、竹籠で夜通し街道を運ばれ18里離れた京の都に届けられました。この道が「鯖街道」と呼ばれる所以。そして、そんな「鯖街道」をイメージして、駅弁が誕生しました。
小浜市直営レストラン「濱の四季」を運営する女性でつくる「グループマーメード」が開発したということです。竹駕篭の中に敷き詰めたすし飯の上に焼き鯖そぼろ、「へしこ焼き」と呼ばれる塩と糠で1年間漬け込んだ鯖を焼いたもの、谷田部ネギとしめ鯖のぬた、地場の里芋かつおだし煮などがのっています。
個人的にはへしこ焼きがおいしかったです。また、じゃこ入りのすし飯に焼き鯖そぼろがよく合っていました。
販売は12月11日から当面は土日祝日販売で1日限定15個程度、値段は840円です。ぜひずっと根づいてもらいたい駅弁です。なお、掛け紙の製造者には小浜市長の名が記載されていました。小浜の町を挙げた駅弁の登場です。
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