2009年3月7日、名古屋駅で予約して購入した「富士・はやぶさ記念弁当」1100円。2009年3月13日をもって廃止となる日本最長運行特急列車だった「富士・はやぶさ」にちなんだお別れの記念弁当です。東京に向かう新幹線の中でいただきました。

    

2009年3月1日から14日まで、毎日20個限定で売り出されました。朝7時半頃から名古屋駅新幹線南改札口横の駅弁売店(15個限定)、名古屋駅在来線10番ホームの駅弁売店(5個限定)で売られました。予約は20個の一般販売とは別売として受け付けてくれます。JRCP名古屋支店052-459-1125。今回は相互リンク先「駅弁資料館」の掲示板情報で知りました。参考までに私が8時前に購入した在来線10番ホームの駅弁売店ではそれまでに2個が売れていました。予約なしの場合、早い時間での購入をオススメします。

    

この記念弁当は、上り「富士・はやぶさ」の名古屋出発から東京までの区間、2009年2月24日〜3月14日まで車内販売として期間限定で販売された「富士・はやぶさ乗車記念弁当」1100円とは、「乗車」の文字があるかないかの違いであり、中身は同じであると思われます。

    

内容ですが、紀州南高梅と大根の漬物を真ん中に置き、両側に俵ごはん。桜葉の香りが上品です。「東海道」と焼印の入った玉子焼き 、牛乳入り胡麻豆腐、蛸の煮物、薩摩揚、虹鱒塩焼、裏白椎茸 、こごみ、たらの芽天ぷら、結びわらび 、うぐいす信田巻、ししとう素揚げ、野菜の煮物などが入っています。お品書きや沿線の名物がわかるようなおかずが入っていたら言うことがなかったのにと思いました。でも、とても美味しいお弁当です。

    

下は2009年3月7日、稲口町さんが名古屋駅で購入した「富士・はやぶさ記念弁当」1100円。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。
「名古屋駅で駅売りしているという、富士はやぶさ記念弁当を電話予約して購入しました。来店時で既に完売でした。中身は幕の内弁当風です。駅弁掛け紙収集家のみならず、鉄道ファンなら欲しい掛け紙と思います。」

     

以下は2009年3月8日、沼津駅で最後に見送りした上り2レ寝台特急「富士・はやぶさ」。

    

定刻の出発時刻は8時17分でしたが、この日の上りは広島県内で鹿と接触してしまったそうです。そんなわけで沼津では55分遅れ。前日、名古屋と東京で買った記念弁当(食べてしまったので中身はナシの空箱)とのツーショットを試みるも、直前に駅員の規制を受けて停車中の先頭部分は撮れませんでした。走行中を撮った1枚がへなちょこな画像ですみません。

    

仕方がないので方向幕を入れて側面から撮影するしかありません。私のように撮影が目的で沼津駅4番ホームに来ていたのは30人くらいだったでしょうか。

    

この列車の最後尾は「富士」です。ふと、沼津駅ではなく、富士駅でお別れすれば良かったかなと思いましたが時すでに遅し。しかし、先に廃止された「さくら」や「みずほ」などのブルトレに乗車し、下車したのはいつも沼津駅だったという私にとって、お別れにはふさわしい場所だったかもしれません。

    

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