高山線80周年駅弁旅〜その3〜

2014年10月4日から5日にかけて、北陸と飛騨地方を旅しました。ちょうど高山本線全通80周年の年に当たります。富山から南下して、記念弁当を中心にレポートします。

   

下は2014年10月5日、美濃太田駅で購入した「高山本線全通80年松茸の釜飯セット」1080円。「松茸の釜飯」本体が1000円、お茶が80円ということになるのでしょうか。

   

中身はいつもの「松茸の釜飯」です。以前は特急の停車に合わせて立売をしていたようですが、現在はむしろ乗り換えのお客さん中心の販売のようです。

   

3番4番ホームにある向龍館「松茸の釜飯」売店。私が購入する前にはスーツ姿のお客さんが2個ほど購入していました。それなりに需要があるのかもしれません。購入できるのはここと本店のみで、改札外にあるキヨスクでは売られていませんでした。

   

中身のアップです。たけのこ、わらび、鶏肉、ふき、チェリー、グリンピース、そして奈良漬と、それなりに具が入っています。

   

下は美濃太田駅弁の「松茸の釜飯」。駅弁大会でもお馴染みです。下は2009年4月4日、CHさんが美濃太田駅のホームで購入した「松茸の釜飯」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

   

「4月4日、美濃太田駅ホームの売店で購入。 950円。この時期でも松茸ご飯がいただけるのはありがたいことです。 松茸はもちろん、鶏肉も美味でした。漬け物は別添えでした。」

   

左下は1978年1月11日。地元で採れた国産の良質な松茸だけを使用していた貴重な駅弁でした。

   

当時はたけのこ、わらび、しいたけ、鶏肉などが載っていました。


右と右上は2003年11月31日、ひのやの駅弁大会で購入。

下は2007年2月12日、稲口町さんが特急「ワイドビューひだ」の車内販売で購入した「松茸の釜飯」。貴重な画像どうもありがとうございました。以下はコメントです。

         

「妻と泊まりがけで高山に来ました。特急ひだ利用です。昼食は車販の美濃太田の釜飯です。高山本線でも岐阜、下呂とここ数年駅弁業者の撤退が相次ぎましたから、美濃太田も無くならないよう、ささやかに協力です。昨年投稿した長良川鉄道のイベント時は容器は陶器でしたが、今回はプラ容器でした。イベント時と使い分けしているのでしょうか…」

上記の疑問に関して、自転車小僧さんより2007年7月1日にコメントをいただきました。
「美濃太田向龍館の松茸の釜飯についてですが2005年の4月からプラスチック容器に変わっています。事情については2005年7月にご主人に聞いたところ、56年ぶりの容器変更だそうです。駅弁を買うお客さんから容器が重いと言う意見が多いとか、特急列車で割れることが結構あるとか、心無いお客さんが列車内に空き容器を残すと処理に困ると鉄道会社から言われたとか、結構色々あったようです。釜飯は陶器の方が風情もあるし、持って帰って再利用もできるし、と言うと店に在庫が一杯で困ってるから店で買ってくれれば陶器の入れ物に詰めたげるよ。と言ってくれました。コスト的にもプラスチックの方が陶器より高いとかで困っているようです。たぶんイベントには在庫を使っているのだと思います。」

    

上は2008年12月22日、はやしさんが事前にお願いして陶器に詰めてもらった「松茸の釜飯」。貴重な画像どうもありがとうございました。

左は昭和40年前後のものです。定価は200円。



  駅弁ノスタルジア戦後に戻る


 

  

それでは終着駅の名古屋に向かいます。

  この旅のフィナーレを見る

 中部の駅弁リストに戻る トップページに戻る  東海の駅弁リストに戻る