北陸・駅弁王国の旅 〜その4〜
2007年8月24日、高架工事を終え、近代的に生まれ変わった福井駅にやってきました。ここには超有名な「越前かにめし」がありますが、調製元の「番匠本店」では月替わりの花シリーズや季節替わりのお弁当を出すなど、商品開発にも意欲的です。今回は地域の食材をモチーフにした夏の新作季節弁当をご紹介します。
2007年8月24日、福井駅で購入した「越のルビーのチキンライス弁当」800円。「
越のルビー」とは大玉トマトとミニトマトとの間にバイオテクノロジーによって生まれた、ミディサイズのとってもフルーティーなトマトのことだそうです。
大玉トマトに比べて糖度が高く、甘みがあるのが特徴だそうですが、トマトらしくしっかりと酸味も残しています。その「
越のルビー」をチキンライスに使用しているのですから、濃厚なおいしさが生まれます。チキンライスの具は鶏肉とマッシュルームのみ。トマトの風味が最大限に生かされています。
おかずは夏らしくカボチャを使用したチーズフライ、ししとう、蓮根素揚げ、キスの天ぷら、茄子の煮浸し、茹で海老のタルタルソースがけ、きんぴら牛蒡など。案外さっぱりしていて夏の季節感が漂う洋風弁当と言うよりも、和洋折衷のお弁当でした。
下は2007年8月24日、福井駅で購入した「三方梅 梅ちらし弁当」800円。「三方梅」は種が小さく果肉が厚いというのが特徴のようです。
三方梅の果肉がじゃこ、ワカメ、白ごまのまぜご飯の上に載っています。おかずは「越のルビーのチキンライス弁当」と共通のようです。夏だけの限定駅弁ということで、7月から8月にかけて売られました。
季節とその場所とを感じさせてくれるお弁当には、他のお弁当にはない深い味わいがあります。販売価格もそれほど高くない、気取りのない駅弁だとさらに得した気分になり、気安くいただけるというものです。
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