大雪の東北駅弁行脚(後編)3
2005年12月25日、88年ぶりの大雪で人を寄せつけなかった秋田にやっと「こまち3号」を使って辿り着いた私は、1時間ほど滞在したあとで、ここから日本海づたいに酒田を目指します。「いなほ10号」に乗車する前に、秋田駅構内の売店で新しい業者の駅弁を見つけました。それは、今までこのあたりでは見られなかった「かに」が主役の駅弁でした。
秋田駅を12時49分に出発する「いなほ10号」。そこには東口改札横「NEWDAYS」ミニ秋田1号店018−884−1556にて900円で購入した「かにちらし弁当」(900円・安喜田寿し018−824−4456)と缶ビールを持って乗車しました。この寿司駅弁は泉秋軒や関根屋、NREの駅弁に混じって売られていたのです。
カニをメインにしつつも、エビ、イクラ、椎茸、酢ばす、紅ショウガ、錦糸卵、パセリなど、いかにもお寿司屋さんの作る色鮮やかな「ちらし寿司」という感じで、実際に食べてみると酢加減といい、ネタの新鮮さといい、とても美味しいです。おかずにあまり地域性が見られないのは残念ですが、寿司屋だけあって、卵焼きとシシャモ昆布が特においしかったなぁ。
外では雪が強くなってきました。日本海の荒波を撮影したつもりですが、ほとんど写っていないようです。温かい車内でビール片手に駅弁、最高のひとときです。
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