昭和初期。
左下の調製印には左上に「昭和」、右下に「時調製」と書かれていますが、ペンなどで日付や時刻が記入された形跡はありません。
右上の赤い印には「鐵指」と書かれています。何の意味かはわかりません。満鉄に指定された価格、指定された業者なのかも知れません。50銭という価格は当時でも高い方です。
「満鉄」と書かれていますが、厳密には満州国の国営線(満鉄[連京線]の終着駅、満州国の首都「新京」から分かれる京圖線)であり、満鉄に運営を委任していた路線であると思われます。圖們(ツーメン)はトマン川流域にある北朝鮮との国境の町です。
掛け紙の絵柄はブランコ。こういう遊びが流行っていたのでしょうか。
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