大正後期と思われる「サンドウヰッチ」25銭。英文で沼津の紹介がなされています。

    

下は昭和19年頃。桃中軒「五もく免し」です。実際には8p×4.5pの小型掛け紙です。紙質も悪く、薄い再生紙であろうと思われます。
公定価格を表す「公」の字があります。昭和15年前後にも「公」の字があり、その後「停」と書かれた停止価格となりますが、掛け紙は質こそ悪くなるものの、この掛け紙のように小型の1色刷でというように質素なものではありません。そう考えると、この掛け紙は太平洋戦争末期の昭和19年頃のものと予測できます。当時は深刻な米不足のため、米に人参や牛蒡などの野菜を混ぜて炊きあげた「五目めし」でも十分に贅沢品だったのではないでしょうか。

           

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