戦前の「御飯」ですが、どこの駅のものかは不明です。
「鉄道局の御指定に基づき従来の○○を深く訂正致しました(御飯○○○○しないためです)」と判読できるゴム印の記述があります。詳しいことはわかりませんので、もし何か情報をお持ちの方はお知らせ下さい。

[追記]
2008年9月16日、肝高さんよりご指摘をいただきました。以下はコメントです。

画像を加工して解析した結果と、前後の文脈からみて以下のようなものじゃないかと思います。

鐵道局ノ御指定ニ基キ從來ノ飯折ヲ深ク訂正致シマシタ(御飯粒ガ附着シナイタメデス)

*但し、3行目2字の「着」は「著」かもしれません。 (昔は、「著」の字を「着」の意味に使っていた実例もありますので)
要するに、従来は、折が浅いので、ご飯をぎゅうぎゅう詰めにしたために、蓋に貼り付く飯粒が多すぎて、「食べにくい」と、どこかからクレームが付いたのでしょう。



また、「御注意」のところにも興味深い記述があります。「窓の外に空瓶、その他の物を投げられた為、人に怪我をさせた実例が少なくありませんから、御不用品は、腰掛の下にお置き下さい」
「人に怪我をさせた実例が少なくありません」というところまで書かれた記述はめったにない記述だと思います。

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