さすがに朝鮮との国境の駅。注意書きがハングルでも書かれています。なお、掛け紙の裏には日本語と中国語で書かれています。

昭和13年6月20日20時。
昭和7年に建国された満州国の元号は「大同」、「康徳」と2つあるようですが、「大同」は2年で終わり、「康徳11年」が「昭和20年」の終戦と重なるようですので、この掛け紙は満州国が建国される前の日本の元号の時代と考えられます。そうすると、南満州鉄道を手に入れる日ロ戦争の前、明治13年はありえませんので、大正13年か昭和13年とというこになりますが゜、松井様からのご指摘により、「満州鉄道総局」という名称は昭和になってからのものということで、「昭和13年」と結論づけることができます。

「安東」は今の「丹東(タントン)」。鴨緑江(ヤールー川)を挟んで南側は日領朝鮮で、新義州(シニジュ)と向かい合わせ。つまり国境の町です。

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