「日光名物ゆばちらし寿司」。この駅弁は紅葉が似合いますね。東武日光の駅前で撮影しました。
下は2005年11月19日、東武日光駅で購入の「ゆばちらし寿司」。
「ゆばちらし寿司」は寿司飯の上に湯葉、銀杏、皮むき海老、玉子焼き、紅葉麩、椎茸などの野菜の煮物、ガリなどが所狭しと散りばめられています。テレビでも放映されたようで、大々的に宣伝されていました。東武鉄道下今市駅の上りホーム売店でも購入することが出来ます。
下は2005年11月19日、東武日光駅で購入の「おむすび道中」は手むすびのおにぎり。
椎茸煮の載った茶めし、梅干し入り、赤飯の3種類。赤飯は前日からささげの煮汁に漬けて美しい紅色をだすそうです。
下は2006年4月9日購入の「日光舞茸弁当」。
地元の食材にこだわる油源さんの看板駅弁が未食だったのでこれを選択。日光舞茸を使用している「日光舞茸弁当」。手作りにこだわっているので、おかずも手間暇掛けています。舞茸はごはんの上だけでなく、中からも顔を出しますので良心的ですね。干瓢の煮物などは懐かしい味でした。海老も皮をむいてあり、ちょっとした心配りが嬉しいです。
油源の駅弁はボリュームがあって腹持ちの良い駅弁が多いです。味はいかにも手作り風といった感じですが、実際に調製元に伺ってみると、まさにその予想通りでした。もともとは江戸時代から続く菓子供物商だったようですが、八百屋も手がけていたということで、野菜の素材選びはもちろん、食材としての味を生かしていくことにも一日の長があるのでしょう。むき海老にしても、食べる人のことを考えてなされた心遣いであり、こういうことまで気配りができているのは全国広しといえども、この油源と金沢駅弁(老舗料亭)大友楼だけだと思います。地場産品や本物の食材を使用することにこだわる、とても良心的な駅弁屋さんです。
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