下は2004年11月18日購入。「幻の駅弁屋」の「幻の駅弁」です。「特製五目釜めし」。2004年現在、清水駅横の中華飯店やすい軒本店(054-367-1201)では、すべての駅弁を予約のみで販売しており、通常の駅弁販売は工場のある東名店(054-365-5091)でのみ細々と続けられています。昨年来、やすい軒には東名清水インターチェンジ前の東名店を中心に、少なくとも10回以上は訪れていました。しかし、この駅弁にはこの日まで出会ったことがありませんでした。
今回私が初めて出会った「特製五目釜めし」は、店員の話によると毎年11月から4月頃までの期間限定販売駅弁です。定価は2004年現在で735円。おそらく平成の時代になってから売り出されたものです。帆立煮、かに爪肉、海老、筍、山菜、椎茸、人参、鶏肉、グリンピースが彩りよく茶飯の上にのせられています。味付けは全般的に濃く、甘めというのが「やすい軒」の特徴のような印象ですが、この駅弁もそれぞれの具にしっかりと味が施されていました。
なお、2005年12月14日にも賞味しました。
やすい軒の駅弁が幻とされる理由の一つに、通常販売数の少なさがあります。運がないと買えません。2004年現在で掛け紙のある各駅弁の毎日の販売数は、和風カツ弁当・・・2個、幕の内弁当羽衣・・・2個、五目釜めし・・・2個、牛べん・・・1個、幕の内弁当清見潟・・・1個、スポーツランチ・・・1個となっています。但し、牛べんについては数分待つことで作ってもらえます。
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