下は2006年9月22日〜11月末まで販売された「三嶋旬彩 秋日和」。9月22日に購入。

    

「三嶋旬彩 秋日和」は(みしましゅんさい あきびより)と読みます。「秋日和」は、秋の季語で、秋晴れの意味。三島の佐野地区はさつま芋が特産とのことで、今回は三島のさつまいもを使用しています。添加物、着色料を使用した食材は、使用していないそうです。

    

お品書きは、鮭たっぷり寿司、鯖の竜田揚げ(葱)、きのこいため(しめじ、青梗菜、えのきだけ、くこの実)、椎茸の玉子焼き、さつまいもの甘煮(さつまいもは三島産)、桜海老の炒り煮、秋の吹き寄せ煮(人参、コンニャク、鶏肉、ガンモ、栗)です。

    

*さつまいも豆知識*
さつまいもは、中央アフリカ原産で、古くから南アメリカで栽培されていました。15世紀末にコロンブスが新大陸を発見したときに持ち帰りヨーロッパに伝わったといわれています、日本には1597年に琉球に伝来、のち九州に伝わります。
1735年江戸時代(大岡越前の頃)、蘭学者の青木昆陽という人が栽培に成功して、広く栽培されるようになりました。
”九里(栗)より美味い十三里(さつまいも)”という表現は江戸時代の宣伝文句だったようです。

    

しめじ、青梗菜、えのきだけ、くこの実が「あん」にからめられている「きのこいため」が新鮮な味で印象に残りました。また、酢加減抑え気味の「鮭たっぷり寿司」の鮭はきっとただの業務用フレークではなく、焼いたのをほぐしたのでしょう。身が引き締まっていて、骨まで見つかったというご愛敬。椎茸の玉子焼きもおいしいです。三島産の薩摩芋も甘くてホクホクしていていい感じ。そして鯖の竜田揚げがネギと一緒に食べると南蛮風で、これが一番おいしいと感じられました。

    


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